IT派遣はブラックっていう理由とは

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IT派遣ブラック

IT派遣はブラックってよく言われますね。

IT派遣で出会った私の体験でお話しますね。

(私の体験であって全てそのようなことではありません)

IT派遣とは?

建築作業員

IT派遣とは、「デジタル土方」「IT土方」とも言われます。

なぜ「土方」なんでしょう!?

「土方」とは、土木作業員及び建築作業員の通称ですが、ゼネコンが下請け、孫請けに仕事を丸投げするというケースが、IT業界にも同じような構造があります。

発注先のIT企業の人は管理だけで、仕事を下請けに丸投げする事が多いです。下請けの下請け、さらにその下請けって事もよくあります。

私がIT派遣先で、下請けの下請けの下請けで仕事に行ったことがあります。

自分の会社名を名乗れません。あくまでもIT派遣先では、下請け会社の社員のように話します。

大きなプロジェクトでは、同じようなIT派遣の人がうじゃうじゃいます。それだとまだいいですが、小さなプロジェクトになると肩身が狭いです。

会社にもよりますが、派遣はやっぱり派遣扱いで大事にされません。ただの人足です。

プロジェクトの工数見積もりは、何人月です。

スケジュール管理に社員の人は名前で記載されていますが、派遣はA、BとかBP1、BP2とか書かれます。

(BPとはBusiness Partnerの略で協力会社ともいいます)

もはや人ではありません。ただの記号です。

そして派遣元の社員は、そのことを当たり前で悪いとも思っていません。

(もちろん名前で書いてくれる場合もあります)

IT業界にある客先常駐とは何?

システム会社に転職しようと思って、勤務地を見ると、本社・支社にない地名の場合があります。それは客先常駐になります。

私も最初に入社した会社は、自社内で開発を行っていたのですが、業績が悪くなると、客先常駐に移行していきました。

客先常駐とは、お客様の会社でシステム開発などを行う事です。

客先常駐の契約に種類がある?

契約

客先常駐って派遣と同じですよね。

派遣と言っても、契約によって「一般派遣」なのか「業務請負」なのか違います。

大きな違いは管理者が自社の社員か客先の社員かです。

「一般派遣」では、客先の社員が仕事の指示をします。

「業務請負」では、自社の社員が仕事の指示をします。

でも、「業務請負」でも、実際は客先の社員が仕事の指示をする「偽装請負」がかなり多いです。

実際に私も経験しています。

誰かに聞かれたら、指示している人は自社の社員の名前を言うように言われました。抜き打ちで検査もあるみたいです。

なので、大手の企業では「業務請負」から「一般派遣」の契約に切り替えているところが多いです。

客先常駐でスキルアップできるか?

客先常駐でスキルアップできるかもしれませんし、できないかもしれません。

単純に技術だけであれば、会社によりますが、大手の企業で客先常駐した方が、最新のコンピューター技術を勉強できると思います。

しかし、年齢が高くなると、そうとはいえません。

客先常駐はあくまでも協力会社とか派遣とかになるので、上流工程の仕事はほとんど、客先の社員が行いますし、マネジメントももちろんです。

年齢が高くなると必要なスキルは、上級工程の仕事やPM(プロジェクトマネージャー)のように人を管理する仕事になります。

なので、収入を考えるとおすすめできません。

IT派遣のメリット

派遣の中では時給が高い

派遣のサイトを見ればわかるのですが、普通の事務職は1300円からが多いです。

IT派遣では最低でも1600円から3000円以上とかもあります。

 

IT派遣を辞めて数年経ちましたが、派遣会社のコーディネーターさんからよく電話やメールを貰います。

オファーされるのも時給2000円以上からが多いです。

普通のアルバイトやパートよりは貰えるかと思います。

ITスキルがあると、なんだかんだ言っても、

少しは単価が高いですね。

 

大企業で働ける

大手企業

派遣先によっては、普通の頭ではとても入ることのできない企業で働く事ができます。

最新の技術で開発する場合も多いので、常に最新を求めている人にはよいかもしれません。

また、会社によっては、飲み物のお茶が無料とか、なにげにうれしいです。

残業なしの契約もできるかも?

残業なし

会社によりますが、残業なしの契約もできます。

単価は安くなるかもしれませんが、ワーキングマザーなど女性には時短契約などうれしいかもしれませんね。

いろいろな人と会える

大きなプロジェクトであると、いろいろな会社からたくさんの人がきます。たくさんの人と知り合いになりたい人は、メリットですね。

IT派遣のデメリット

契約期間が決められている

契約期間が3ヶ月単位というところは多いですが、技術が低いとすぐ切られます。

もちろん、延長の延長っていう人も多いですが。

契約期間が決まっている為、更新してくれるか毎回心配する必要があります。

契約期間を更新してくれないと、収入が不安になります。

給料があがらない

給料が上がらない

いくらがんばっても、自社の社員がいない場合、評価がわかりづらく給料があがりにくいです。

給料が上がらないとモチベーションが上がりません。

スキルアップできない

単純な客先の社員の人が嫌がるような仕事がまわってきます。もちろん断る権利もありません。

スキルアップになればいいのですが、しんどい単純作業も多いです。

転職しにくい

若いうちはまだいいのですが、30代過ぎると、転職はだんだんむずかしくなってきます。

派遣での仕事を認めてもらえないことが多いです。また年齢が高い場合、マネジメントや上流工程の仕事をしていないと採用される可能性は低いでしょう。

まとめ

IT派遣はブラックでしょうか。

下請けの下請けで働いている方は間違いなくブラックです。

すぐに転職した方がよいです。

早めに行動した方が、後々良かったと思うようになります。

IT派遣でも、一次下請の場合はましな事が多いですが、それでも下請けなので、責任ある仕事は難しいと考えてよいと思います。

デメリットばかりですが、メリットも実はあります。

私みたいに簡単に転職できないような年齢が高い人間でも、IT派遣であれば、どこかひっかかります。

普通にITスキルのない場合、年齢が高ければ、事務職で働くのは難しいですが、人手不足の仕事があればなんとか仕事にありつけます。

若い方なら転職して客先常駐のない会社に入って下さいね。

 

自己分析を無料でする方法はこちらの記事にあります。

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